ワジルシ・キングダム -2ページ目

ワジルシ・キングダム

読書・映画・大道芸が三大娯楽の会社員。

顔合わせの食事に着る服がない という話のつづき。

わ印の衣類の少なさはまったく誇張ではなく、しかも近頃は
sinceくんの服を勝手に着るという技も身につけたおかげで
服をちっとも買わなくなってしまいました。
あー本当に着る服がない。

また、この食事が「都心のホテル」だの「料亭」だのであれば
もっとオシャンティ(笑)な格好をする気にもなるのですが、
わ印とsinceくんの実家同士が近い(同じ市内)ために
実家の最寄駅から1駅のところで食事なんですよ…。
何かこう、着飾って行くような街でもないとはいっても
オケイジョン的には多少の華も必要という微妙なライン。

「ほどほどの格好」
を目指すべく、服を買いに出かけるところです。


唯一の行きつけの店、ユニクロへ!


ユニクロは駄目ですかね?
それ以外の使えそうな店が、本気でわからない。
こんにちは、わ印です。
近頃は別口での活動ばかりしていて、こちらが疎かです。
たまには更新しよう。


そうこうしているうちに、結婚話が動き出しました。

わーびっくり!
なぜって、べつに結婚するつもりもなく生きてきたから!

その私がなぜ結婚しようという気になったかとゆーと、
やっぱり件の大震災が(間接的な)きっかけです。

わ印はたまにつくり話をするのですが、震災後かなり経って
交際相手のsinceくんにつくり話を聞かせておりました。
震災を機に我々が生き別れてしまい、偶然再会したときには
わ印は記憶喪失のホームレス(ごみを拾って食べている)、
sinceくんはべつの人と結婚して5人の子持ち…
というような、陳腐極まるやつ。
(わ印は陳腐大好き)

ところがあまりに陳腐ながらも悲しい展開になったため、
自分で話しながらオイオイ泣いてしまったのですよ。



で、「結婚でもしようかな」と…



信じるか信じないかはあなた次第ですが、今度の週末には
親同士の顔合わせ会が催される予定です。
当然のように着る服がない。
三点倒立、成功!!

昨日の朝、割と突然できるようになったのです。
倒れると物にぶつかる狭さなので、壁を支えにしていますが、
ある瞬間に重心のとり方を体得できました。
(本当に「ふと」できた)

まさか30代になって、新たな技を会得できるとは。
もはやダイエット効果云々よりも、
「できなかったことをできるようになった」
ことが嬉しくて、1日何回もやっています。

次は壁のないところでチャレンジだ!
わ印の挑戦はもうちょっと続く…。
■ 今日のチャレンジ ■

三点倒立


ダイエットに良いんだそうで、やってみたいのですが…
え?
何をどうすればできるの?

わ印はバランス感覚と運動神経がものすごーーく悪いので、
どこに力を入れてどこを支点にして…
みたいなことすら、まったく想像がつきません。

ネットで
「三点倒立 方法」
とか調べてみるものの、できん!!
わけがわからない!

わ印の挑戦は続く。
■ 今日の悶絶 ■

「特命戦隊ゴーバスターズ」


録画しておいたものを見たのですが、わ印の中ではどうも
仮面ライダーウィザード>>>ゴーバスターズ
なのですよ。
一応見ているものの、ゴーバスにはさほどの熱意がない。

という状態から一転!
ぎゃー! エンター様ったらツンデレ!!
(テレビの前で大暴れしながら)


エンターとゆーのは敵の幹部キャラ(男性)なのですが、
データを集めて作られた「アバター」であるという設定。
人間味のあまりない、クール系キャラという感じです。
同じアバター仲間にエスケープという女性キャラもいて、
立場的には2人は兄妹のような間柄にあたるんですが、
微妙に思惑がずれていたり、牽制し合ったり、いまいち
不穏な空気漂う関係のよう。

そ れ が ね!

エスケープがゴーバスに倒されそうになったところを、
助けちゃうんですよ! エンターさんが!

エスケープちゃんもびっくり。
そこで、目をそらしつつ
「…私だって、まだあなたに消えてほしくはないんですよ」
とか小さい声で言っちゃうエンターさん…


死ぬ!!
萌え死ぬわ!!!



録画だったのを良いことに、2回見ました。
もう全力で悶えながら。

そのわ印が悶えている様を、交際相手のsinceくんによって
動画に撮られてしまったのですが、あとから自分で見たら
結構やばい人みたいでした。
つまりツンデレの威力はそれくらいすごいよ と。



※仮面ライダーウィザードの木崎さんもツンデレとしては
なかなかのものだったのですが、ここはエンターの勝ち。
■ 週末の映画 ■

「伏 鉄砲娘の捕物帖」


話はともかくとして、信乃様が格好良い!
それに尽きる!

宮野真守、さすが人気なだけありますね…
デスノートの月をやっていたことを知っている程度でしたが、
もう格好良すぎてびっくりした。
芝居の最中にこそっと声をかける場面とかね!
ぎゃー! ときめく!!
これが人気声優の実力!!

声だけでなくキャラクター自体も粋で格好良くて、
その魅力に話が牽引されていたような感じだなあ。
和風スチームパンク的な雰囲気は嫌いではないのですが、
正直なところ、話がよくわからなかったというか…

伏狩りの話から、信乃が天守閣を目指すことになる流れが
割と唐突な感じがしました。
浜路が自分の中の女性性を認めるようになるくだりも、
もっと丁寧に描いてくれれば良いのになー。
片目になった彼も、あそこまで執念深かったのが嘘のように
突然いい奴になってしまうのが説得力うすいしなー。
詳細は原作を読んで補完するか、と思ってしまう程度の
物足りなさを感じる部分はありました。

映像は色彩が少しごちゃごちゃしている気もしたけど、
城とか郭とか、ダイナミックかつ趣があって格好良い。
寡聞にしてあまり馴染みのない絵柄だったもので、
とても印象に残っています。

全部が全部良かった! という作品ではなかったものの、
要所要所にパンチの効いた場面があって、その魅力が
心に残るような映画でした。
とりあえず、信乃様を携帯の待受にしたい!
四六時中眺めていたい!!
■ 今日の読書 ■

村上春樹『1Q84』


今更でちょっと恥ずかしいんですが…職場で借りたので。

これは!
面白いね!!

『海辺のカフカ』以降、村上春樹作品の中では
「これぞ」というものがなかったわ印です。
(海辺のカフカ自体が久しぶりの「これぞ」だったし)

1Q84については、発売時こそ話題になったものの
それは「村上春樹の長編が久々に出た!」という話題で、
内容的な評判は良くも悪くもあまり聞かなかったため、
期待しないまま読まずにいました。

うーん、なぜもっと内容的に評判にならなかったのか?
いま3冊目を読んでいるところですが、じつに面白い。
2つの話が並行で進んでいくとう手法自体は
村上春樹ファンにはもはや目新しくはないわけですが、
それでも「これらの話がどこで交差するのか?」と考えると
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を
はじめて読んだときのような興奮に包まれます。

わ印はネタバレを非常に気にしない人間で、推理小説を
いきなりオチから読んだりするような性格です。
映画も、大体は事前にあらすじを調べてから見ますし。
が、不思議と村上春樹に関しては、その読み方をしないで
先の読めないワクワク感をずっと楽しんでいたいと思う。
そういう点で、村上春樹は本当に特別な作家です。

と思っている人が、世の中には多いだろうな!
だから村上春樹好きということはなんとなく公言しづらく、
近頃はこっそり好きでいるにとどまっています。
と思っている人も、世の中には多いだろう。
■ 今日の読書 ■

宮沢賢治『洞熊学校を卒業した三人』


三人ってのは、蜘蛛となめくじと狸です。
寓話なので、それぞれ何かの暗喩であるらしいのだけど
そのへんの寓意はわ印には重要ではないので割愛。

端的に言えば、みんな悪いやつです。
で、最後はみんな結構悲惨な死を迎えるオチなんですが、
三者三様の「悪いやつ」っぷりがどこかユーモラスで、
怖くて不気味なのに嫌いではない。

もとはといえば交際相手のsinceくんがこの話を好きで、
なめくじの真似をたまにやっていたのですね。
弱いかたつむりに
「ハッハハ、もう一ぺん」
とか言いながら無理矢理相撲をとらせて投げとばしまくり、
死んでしまったところを殻ごと食べる場面。
(こう書くと、やっぱり悪いやつだな)

口調が愉快で真似したくなる気持ちはわかりますが、
わ印はそれなら狸の口調のほうが好きだなー。
なので、近頃は狸が狼を食べてしまう真似をよくします。
「おまえの背中をかじるじゃ。むにゃ。これはうまい。」
という言い回し…



正直、萌えます。



おとなしくかじられている狼にも萌えます。

いや、この話は被害者役がイイ味出してるんですよ。
かたつむり然り、なめくじに溶かされるとかげ然り…
困りながら為す術もなく食べられていく様がわ印のツボで、
不埒な意味で結構好きです。

寓意は重要ではないというのは、そういう意味です。
擬人化してやおい系漫画にしたら、いけると思うなー。
いつかやってみよう。
交際相手のsinceくんと、零戦の話をしていましてね。
零戦は攻めに特化した仕様だが、アメリカの戦闘機は…



あれ? 出てこない…

「攻め」の対義語が出てこないよ!!



無論「受け」じゃなくて!
なんだっけ!
考えれば考えるほど「受け」しか出てこないー!!!

sinceくんに呆れ顔で
「守りでしょ…」
と言われるまで、本気で忘れてました。
ううう、腐ってらあ。
■本日のDVD ■

「ベスト・フレンズ・ウェディング」


高3の頃に留学していた先で、よくビデオを見ていました。
久しぶりに見たら、携帯電話がやたら大きかったり、
パソコンの画面が古臭かったり…時代を感じました。
公開は97年。

ジュリア・ロバーツが28歳の役で、若い!
キャメロン・ディアスなんか、20歳の女子大生役!
(実際は20代中盤だったようだけど)
いま見ると、
「ガッツあるなあ…」
と思ってしまう話でした。
当時は大好きで、何十回も見たのだけれど。

ジュリア・ロバーツ演じる料理評論家のジュリアンが、
一度別れてからもずっと好きだった男友達=マイケルに
じわじわ振られていく話なんですよ。
じわじわ振られているんだけど認められなくて、
そこから一発逆転を賭けて全力で頑張るの。
でもさー、どんなに頑張っても、所詮は彼女が部外者で
マイケルとその彼女(キム)の仲は揺るがないんですよ。

彼と自分だけに通じる思い出話をしてみたり、
自分だけが知ってる(と思ってる)彼の欠点を
自慢げに挙げつらってみたり…
痛い、痛すぎる。
そういう行動のすべては「過去」に基づいているだけで、
「現在」も「未来」もないんだもんなー。

私がいちばん好きな場面は、ジュリアンが
マイケルを追いかけるところです。
マイケルはというと、キムを追いかけています。
キム←マイケル←ジュリアンのカーチェイス。

ジュリアンは、仕事仲間で恋愛相談の相手でもある
ジョージに電話。(車を運転しながら)
そのときのジョージの台詞が痛すぎて、超泣ける。


「Michael is chasing Kimmy.
You are chasing Michael.
Who is chasing you?
Nobody!
Jules, YOU ARE NOT THE ONE!」


みたいな感じだったと思うんですが…
カーラジオから流れてくる「世界は愛を求めてる」も
本当に名曲だし、この場面は泣いてしまいます。

で、こういう絶妙のタイミングで、アフタヌーンの
「げんしけん」をうっかり読んでしまったわけですよ。


斑目さん!!!
ふられてますがな!!!!


へこみすぎて卒倒しそうになった。
何これもう。何なの。